『BLEACH』の主人公・黒崎一護は、物語が進むにつれて何度も大きなパワーアップを遂げてきました。
死神代行として戦い始めた初期の姿から、卍解、虚化、完全虚化、最後の月牙天衝、完現術、そして千年血戦篇で明らかになった真の斬月まで、その戦闘形態は非常に多彩です。
さらに劇場版『BLEACH 地獄篇』には、本編には登場しない**スカルクラッドVer.**も存在します。『地獄篇』は劇場版第4作として制作され、スカルクラッドは本作オリジナルの一護の強化形態として描かれています。
そこで今回は、
「実際に作品内で描写された一護の形態の中で、どれが最も強いのか?」
をテーマに、黒崎一護の歴代形態をできるだけ幅広く拾い、強さ順にランキングしました。
原作漫画だけでなく、TVアニメ、劇場版、本編世界に関係する公式小説・劇場版ノベライズも確認対象としています。
ただし、公式に「一護の形態別強さランキング」が存在するわけではありません。
直接比較されていない形態も多く、特に無月・断界一護・真の卍解・半虚化・スカルクラッドなどの比較には筆者自身の解釈が大きく入ります。
そのため本記事は、作中の戦闘描写、対戦相手、霊圧、能力、到達点などをもとにした筆者個人の考察ランキングです。
※『BLEACH』最終盤および劇場版の重大なネタバレを含みます。
- 今回のランキング対象について
- 黒崎一護の歴代形態・強さランキングTOP20
- 20位 初期死神代行|ルキアから力を与えられた最初の一護
- 19位 完現術・第一形態|代行証から生まれた新しい力
- 18位 完現術・第二形態|身体を覆う装衣型へ進化
- 17位 初期斬月|一護自身が手にした死神の力
- 16位 完現術・完成形|死神の力を失った一護の到達点
- 15位 初期卍解・天鎖斬月|一護の戦闘スタイルを変えた最初の卍解
- 14位 白哉戦・内なる虚による暴走虚化|初めて表面化した虚の力
- 13位 仮面の軍勢修行中・虚化進行状態|虚へ変貌していった一護
- 12位 制御虚化+卍解|グリムジョーと渡り合った代表的な虚化
- 11位 完全虚化後の新仮面・虚化+卍解|変化した虚化
- 10位 死神代行消失篇・始解|完現術を経て復活した新しい死神一護
- 9位 死神代行消失篇・卍解|銀城を上回った新たな天鎖斬月
- 8位 完全虚化|第二階層ウルキオラを圧倒した暴走形態
- 7位 スカルクラッドVer.|完全虚化以上の描写も見せた地獄限定形態
- 6位 真の斬月(二刀)|一護が初めて自分の力を理解した姿
- 5位 半虚化+真の斬月|虚の力を自分の意思で扱う一護
- 4位 修復後の真の卍解|最終的にユーハバッハを斬った斬月
- 3位 断界修行後|藍染が霊圧を感知できなかった一護
- 2位 真の卍解+半虚化|理論上は一護最強候補
- 1位 最後の月牙天衝/無月|筆者が選ぶ一護の歴代最強形態
- スカルクラッドと完全虚化はどちらが強い?
- 無月と真の卍解はどちらが強い?
- 完全虚化と半虚化はどちらが強い?
- 小説では一護の新形態は登場する?
- 今回ランキングに入れていない一護の状態
- 黒崎一護はなぜこれほど形態が多い?
- まとめ|黒崎一護の最強形態はどれ?
- 主な参考資料
今回のランキング対象について
今回のランキングでは、外見や能力に明確な変化があり、実際に作品内で描写された一護の戦闘形態を対象にしています。
特に以下の範囲を確認しています。
- 原作漫画『BLEACH』
- TVアニメ『BLEACH』
- TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』
- アニメオリジナル描写
- アニメ劇場版4作品
- 『BLEACH The Death Save The Strawberry』
- 『BLEACH Spirits Are Forever With You』
- 『BLEACH Can’t Fear Your Own World』
- その他、本編世界に関係する公式小説・劇場版ノベライズ
『劇場版BLEACH 地獄篇』には公式ノベライズも存在します。
一方、小説作品を確認しても、本編やアニメには存在しない一護専用の新たな戦闘形態を無理に追加する必要はありません。
また、ゲームや『BLEACH Brave Souls』などで登場する「もしも」のオリジナル形態は今回のランキング対象外です。
黒崎一護の歴代形態・強さランキングTOP20
| 順位 | 形態 | 主な登場時期 |
|---|---|---|
| 1位 | 最後の月牙天衝/無月 | 破面篇終盤 |
| 2位 | 真の卍解+半虚化 | 千年血戦篇 |
| 3位 | 断界修行後 | 破面篇終盤 |
| 4位 | 修復後の真の卍解 | 千年血戦篇最終決戦 |
| 5位 | 半虚化+真の斬月 | 千年血戦篇 |
| 6位 | 真の斬月(二刀) | 千年血戦篇 |
| 7位 | スカルクラッドVer. | 劇場版『地獄篇』 |
| 8位 | 完全虚化 | 破面篇・劇場版『地獄篇』 |
| 9位 | 死神代行消失篇・卍解 | 死神代行消失篇~千年血戦篇序盤 |
| 10位 | 死神代行消失篇・始解 | 死神代行消失篇~千年血戦篇序盤 |
| 11位 | 完全虚化後の新仮面・虚化+卍解 | 破面篇終盤 |
| 12位 | 制御虚化+卍解 | 破面篇 |
| 13位 | 仮面の軍勢修行中・虚化進行状態 | 破面篇 |
| 14位 | 白哉戦・内なる虚による暴走虚化 | 尸魂界篇 |
| 15位 | 初期卍解・天鎖斬月 | 尸魂界篇~破面篇 |
| 16位 | 完現術・完成形 | 死神代行消失篇 |
| 17位 | 初期斬月 | 尸魂界篇~破面篇 |
| 18位 | 完現術・第二形態 | 死神代行消失篇 |
| 19位 | 完現術・第一形態 | 死神代行消失篇 |
| 20位 | 初期死神代行 | 死神代行篇 |
※公式順位ではありません。特に上位8形態は直接比較できないケースが多く、筆者の主観・解釈が大きく含まれます。劇場版限定能力についても、その作品内で実際に描写された戦闘能力を評価しています。
20位 初期死神代行|ルキアから力を与えられた最初の一護
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
一護の戦いの原点となる姿です。
朽木ルキアから死神の力を与えられ、巨大な斬魄刀を持った死神代行として戦い始めました。
この時点でも一般的な虚を倒せるほどの力を持っていますが、まだ斬月の名も知らず、自分自身の力を十分に理解していません。
後の一護と比較すると、まさにスタート地点です。
そのため20位としました。
19位 完現術・第一形態|代行証から生まれた新しい力
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
藍染との戦いで死神の力を失った一護が、XCUTIONとの修行によって獲得したのが**完現術(フルブリング)**です。
第一段階では死神代行証を中心に力が形を取り、一護は死神として戦っていた頃の能力を少しずつ取り戻すような成長を見せます。
ただし、この段階では完現術はまだ完成していません。
後の第二形態、完成形と比較して19位としました。
18位 完現術・第二形態|身体を覆う装衣型へ進化
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
修行を続けることで、一護の完現術は身体そのものを覆うような形へ変化します。
第一形態よりも、一護自身の身体能力を含めた戦闘力が上昇。
月島秀九郎へも実際に攻撃を通せるレベルへ成長しています。
しかし、これもまだ完現術の完成形ではありません。
そのため18位です。
17位 初期斬月|一護自身が手にした死神の力
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
浦原喜助との修行を経て、一護はルキアから借りた力ではなく、自分自身の死神の力を目覚めさせます。
そして斬魄刀の名、
「斬月」
を知ります。
巨大な刀身から放つ「月牙天衝」は、その後も一護を象徴する技となりました。
恋次や更木剣八との戦闘を通じ、一護の戦闘力は初期死神代行時代とは比較にならないほど成長します。
ただし、まだ卍解も虚化も習得していないため17位です。
16位 完現術・完成形|死神の力を失った一護の到達点
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
完現術修行の終盤で到達した、一護の完成した完現術です。
全身を装甲のような力が覆い、代行証から変化した武器を使用。
死神の力を失っていた一護が、自力で再び戦闘能力を高めた一つの完成形といえます。
しかしその直後、銀城空吾によって完現術の力を奪われます。
死神として復活した後の一護とは明確な差があると考え、16位としました。
15位 初期卍解・天鎖斬月|一護の戦闘スタイルを変えた最初の卍解
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
尸魂界篇で習得した卍解、
「天鎖斬月」。
巨大だった斬月が小型の漆黒の刀となり、一護の力を凝縮することで圧倒的な速度を発揮します。
朽木白哉の「千本桜景厳」に対抗するほどの高速戦闘を可能にした、一護最初の大幅なパワーアップです。
しかし習得直後で、一護自身の身体がその力へ十分に適応していないという問題もありました。
後の虚化との併用状態より下と考え、15位です。
14位 白哉戦・内なる虚による暴走虚化|初めて表面化した虚の力
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
朽木白哉との戦いで一護が追い詰められた際、内なる虚が一護の身体を乗っ取ります。
顔には虚の仮面が現れ、それまでの一護を明らかに上回る速度と攻撃力を発揮。
白哉を一気に追い詰めました。
ただし、この段階では一護自身が虚の力を使用しているわけではありません。
むしろ自分自身の身体を取り戻すため、暴走する内なる虚を抑え込んでいます。
制御不能という弱点を考慮して14位です。
13位 仮面の軍勢修行中・虚化進行状態|虚へ変貌していった一護
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
仮面の軍勢のもとで内なる虚を制御する修行中、一護の身体そのものが急速に虚化していきます。
理性を失い、外見も人間や通常の死神から大きく離れた状態で仮面の軍勢と戦いました。
ウルキオラ戦の完全虚化とは姿や状況が異なるため、本記事では、
「仮面の軍勢修行中・虚化進行状態」
として別に扱っています。
これは正式な形態名称ではありません。
実力を正確に比較する材料は限られますが、複数の仮面の軍勢が対応する必要があるほど危険な状態でした。
ただし制御不能のため13位とします。
12位 制御虚化+卍解|グリムジョーと渡り合った代表的な虚化
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
内なる虚を屈服させたことで、一護は自分の意思で虚の仮面を装着できるようになります。
基本的な戦闘形態は、
卍解・天鎖斬月+虚化
です。
虚化すると霊圧、速度、攻撃力などが大幅に強化されます。
当初は短時間しか仮面を維持できませんでしたが、実戦を重ねるにつれて使用時間も伸び、解放状態のグリムジョーと激闘を繰り広げるまでに成長しました。
破面篇中盤を代表する一護の形態です。
11位 完全虚化後の新仮面・虚化+卍解|変化した虚化
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
ウルキオラ戦で完全虚化を経験した後、一護の虚化にも変化が起きました。
仮面の模様が以前から変化し、完全虚化を思わせるデザインになります。
一方、一護自身が完全虚化を恐れるようになったことで、虚の力を十分に引き出せていない部分もありました。
単純に「新しい仮面だから以前より強い」とは断定できません。
そのため別形態として扱いつつ11位としました。
10位 死神代行消失篇・始解|完現術を経て復活した新しい死神一護
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
銀城に完現術を奪われた一護でしたが、ルキアたち尸魂界の死神によって死神の力を取り戻します。
復活した一護は、死覇装や斬月のデザインも以前から変化。
さらに通常状態で放った月牙天衝だけでも、以前とは明らかに異なる規模を見せます。
破面篇以前の通常状態から大幅に強化されていると判断し、10位です。
9位 死神代行消失篇・卍解|銀城を上回った新たな天鎖斬月
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
死神の力を取り戻した後の卍解です。
刀だけでなく死覇装にも変化があり、初期の天鎖斬月よりも一護自身の基礎能力が向上しています。
完現術を取り込んだ銀城空吾との戦いでも優勢に戦いました。
この卍解は千年血戦篇序盤でも使用されますが、ユーハバッハとの最初の戦闘で天鎖斬月を破壊されます。
その後、一護は自分自身の出生と「斬月」の真実へ向き合うことになります。
8位 完全虚化|第二階層ウルキオラを圧倒した暴走形態
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
8位は完全虚化です。
ウルキオラ・シファーの刀剣解放第二階層によって一護が致命的なダメージを受けた後、織姫の声へ反応するように発現しました。
二本の角、長い髪、虚の孔、身体の模様など、それまでの虚化とは明らかに異なります。
そして戦闘能力は圧倒的。
通常の虚化では歯が立たなかった第二階層ウルキオラを逆に圧倒しました。
劇場版『地獄篇』でも完全虚化一護の圧倒的な力が物語上の重要な要素となっており、黒刀は一護を意図的に完全虚化させ、その力で地獄の鎖を破壊しようとします。
一方、一護本人の意識はほぼ失われ、敵味方を正常に区別できません。
圧倒的に強い一方、自分の意思では制御できない。
これが最大の弱点です。
そして今回は、劇場版『地獄篇』におけるスカルクラッドの直接的な描写を改めて評価し、前回の7位から8位へ変更しました。
※一般に「ヴァストローデ一護」と呼ばれることもありますが、一護自身が正式にヴァストローデへ変化したと作中で明言されているわけではないため、本記事では「完全虚化」としています。
7位 スカルクラッドVer.|完全虚化以上の描写も見せた地獄限定形態
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
7位は劇場版第4作『BLEACH 地獄篇』に登場した、
スカルクラッドVer.
です。
クシャナーダ、すなわち地獄の意思が一護へ力を貸したことで誕生した「もう一つの進化」とされ、左半身を中心に金色の骸骨のような甲冑をまといます。
この形態を今回完全虚化より上へ変更した最大の理由は、『地獄篇』で実際に描かれた戦闘結果です。
黒刀は地獄の中で長期間にわたって死と再生を繰り返してきた非常に強力な咎人であり、地獄の鎖を攻撃や防御にも利用します。完全虚化した一護の力を利用して、自分を地獄へ縛り付ける鎖を断ち切らせることこそが黒刀の計画でした。
完全虚化一護が放った強大な虚閃でも、地獄の鎖を完全に断ち切るには至りませんでした。黒刀自身もその力を利用しながら戦闘を続けています。
ところがスカルクラッドとなった一護は、金色の月牙天衝によって黒刀を一気に圧倒。
さらに、完全虚化の力でも完全には破壊できなかった地獄の鎖そのものを断ち切る描写を見せています。スカルクラッド状態の一護が「地獄の鎖を断ち切る金色の月牙天衝」を放つことも資料上明記されています。
この金色の月牙天衝は、後のPS3ゲーム『BLEACH ソウル・イグニッション』では、
「煉獄月牙天衝」
という名称が付けられています。
ただし、この技名は劇場版本編で呼ばれた正式名称ではなく、ゲームで付けられた名称です。映画の描写を扱う本記事では、基本的に「金色の月牙天衝」と表記します。
もちろん、スカルクラッドには大きな条件があります。
この力は一護自身が通常時に自由に発動したものではなく、地獄の意思によって与えられた地獄限定の力です。
実際、スカルクラッドを解除するとクシャナーダは再び一護を敵として扱います。
そのため「一護自身が常時使える強さ」という基準なら、完全虚化を上へ置く考え方もあります。
しかし今回のランキングは、
「実際に描写された一護の形態そのものの強さ」
を評価しています。
その基準なら、
- 完全虚化一護の虚閃でも完全には攻略できなかった対象へ明確な結果を残した
- 黒刀を圧倒した
- 地獄の鎖を断ち切った
- 地獄そのものの力を利用している
という実績を高く評価するべきだと判断しました。
そのため、スカルクラッドVer.を7位、完全虚化を8位へ変更します。
6位 真の斬月(二刀)|一護が初めて自分の力を理解した姿
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
千年血戦篇で一護は、自分の出生と斬月の正体を知ります。
それまで「斬月のおっさん」と考えていた存在は、一護の中にある滅却師の力。
一方で、内なる虚の力は一護自身の死神の力と深く結び付いていました。
一護は両者を自分自身の力として受け入れ、
「どっちも斬月だ」
という結論へ到達します。
そして二枚屋王悦によって新たに鍛えられた斬月は、長刀と短刀の二刀となりました。
ここから一護は、それまで断片的に扱っていた死神・虚・滅却師の力を、初めて本当の意味で自分自身の力として受け入れていきます。
5位 半虚化+真の斬月|虚の力を自分の意思で扱う一護
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
5位は千年血戦篇終盤の半虚化です。
一護の頭部から一本の角が伸び、顔にも虚を思わせる模様が現れます。
完全虚化との決定的な違いは、
一護本人が理性を保ったまま虚の力を利用していること。
ユーハバッハとの戦いでは、自分の中にある虚の力を意図的に引き出し、
王虚の閃光と月牙天衝
を組み合わせた攻撃まで使用します。
完全虚化のような暴走ではなく、虚の力を「自分自身の力」として扱っている点を高く評価し、5位としました。
4位 修復後の真の卍解|最終的にユーハバッハを斬った斬月
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
千年血戦篇終盤、一護が発動した真の卍解はユーハバッハによって未来から破壊されます。
その後、月島秀九郎の「ブック・オブ・ジ・エンド」と井上織姫の能力によって修復が可能となります。
そして最終決戦では、石田雨竜によってユーハバッハの力が一時的に止められた瞬間、一護が決定的な一撃を与えました。
この時、真の卍解の外側が砕れ、その内側から初期の斬月を思わせる刀身が現れます。
ただし、
これをさらに別の一護の形態として扱うべきか
は明確ではありませんが、
本記事では「修復後の真の卍解」としました。
ユーハバッハを倒した実績は非常に大きい一方、複数の条件が重なった結果でもあるため4位としました。
3位 断界修行後|藍染が霊圧を感知できなかった一護
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
3位は断界修行後の一護です。
藍染との最終決戦を前に、断界の中で「最後の月牙天衝」を習得するための修行を終えた状態です。
この時点で一護は、崩玉によって何度も進化していた藍染を明確に上回る戦闘能力を見せます。
特に象徴的なのが、
藍染が一護の霊圧を感知できなかったこと。
それまで通常の死神が藍染の霊圧を感じられなかった構図が逆転しました。
一護は藍染の攻撃を片手で止め、藍染本人をつかんで戦場を移動させるほどの力を見せます。
そして重要なのは、
この一護ですら最終段階ではない
ということです。
ここから「最後の月牙天衝」へ進むため3位としました。
2位 真の卍解+半虚化|理論上は一護最強候補
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
2位は、
半虚化した状態から真の卍解を発動した一護です。
真の斬月と半虚化によって複数の力を統合した一護が、さらに卍解へ進みます。
しかし、ユーハバッハは全知全能によって未来へ干渉し、発動した一護の卍解を即座に破壊しました。
最大の問題は、
本来の戦闘能力をほとんど披露できていないこと
です。
それでも、真の斬月を得た一護の基礎能力、虚の力、そして卍解が同時に成立していることを考えると、能力構成上は一護史上最強候補と考えられます。
一方、
ほとんど戦闘描写がない形態を1位にすることは難しい
とも考えました。
そのため今回は2位としています。
1位 最後の月牙天衝/無月|筆者が選ぶ一護の歴代最強形態
出典:久保帯人, 「BLEACH」, 集英社
1位は、
最後の月牙天衝を発動した黒崎一護です。
この順位は筆者の主観が特に強く入っています。
最後の月牙天衝とは、
一護自身が月牙になる
ことで使用する究極の力です。
そして、この状態から放つ最後の攻撃が、
「無月」
です。
断界修行後の一護の時点ですでに崩玉藍染を圧倒していました。
そこからさらに最後の月牙天衝へ移行し、無月によって藍染へ決定的なダメージを与えます。
その代償として、一護は死神の力を失っていきました。
つまり、長期間使用するための強化形態というより、
自身の力そのものを究極の一撃へ変換する形態
といえます。
ただし、
無月一護が公式に歴代最強形態と設定されているわけではありません。
真の卍解+半虚化とは直接比較されていません。
そのため、潜在能力まで含めれば真の卍解を最強とする考え方も十分成立します。
それでも筆者は、
実際に作中で示された圧倒的な戦闘描写
を最も高く評価し、最後の月牙天衝/無月を1位としました。
スカルクラッドと完全虚化はどちらが強い?
今回の修正で新たに重要になる比較です。
純粋に一護本人が持つ虚の力として考えれば、完全虚化は間違いなく一護の中でも最高クラスです。
第二階層ウルキオラを圧倒するほどの力を持っています。
しかし劇場版『地獄篇』では、スカルクラッドについて非常に強い比較材料があります。
完全虚化一護の力を利用しても地獄の鎖を完全に攻略することはできなかった一方、スカルクラッド一護は金色の月牙天衝で地獄の鎖を断ち切りました。黒刀も最終的にはスカルクラッド一護に敗れています。
そのため、
映画内で実際に描かれた瞬間的な戦闘能力ならスカルクラッド
と筆者は評価します。
ただしスカルクラッドは地獄の力による特殊な強化であり、地獄以外でも同じ能力を使える保証はありません。
したがって、
一護自身の常用可能な能力なら完全虚化
地獄篇で実際に描写された最大出力ならスカルクラッド
と考えるのが最も自然でしょう。
今回は「描写された形態の強さ」を基準としているため、スカルクラッドを7位としました。
無月と真の卍解はどちらが強い?
一護の形態を比較するとき、最も意見が分かれるのがこの2つでしょう。
無月の最大の強みは、実際の戦闘描写が非常に明確であることです。
断界修行後の一護の時点で藍染を圧倒しており、その一護がさらに自身の力を犠牲にして使用したのが最後の月牙天衝です。
一方、
真の卍解+半虚化の最大の強みは、一護が自分の力の正体を理解した後に到達した形態であること。
死神、虚、滅却師という複数の力を受け入れた後の一護が卍解まで使用しています。
しかしユーハバッハによって即座に破壊されたため、本来の能力が十分に描写されませんでした。
そのため筆者は、
実際の描写を最優先するなら無月
潜在能力・完成度を優先するなら真の卍解+半虚化
と考えます。
今回のランキングでは前者を重視しました。
完全虚化と半虚化はどちらが強い?
完全虚化は、ウルキオラ戦で一護が理性を失った状態です。
圧倒的な戦闘能力を持つ一方、自分の意思でその力を制御できません。
対して半虚化は、真の斬月を手にした後の一護が、自分の虚の力を意識的に戦闘へ組み込んだ状態です。
純粋な虚としての変貌では完全虚化の方が激しいものの、
一護自身の基礎能力+死神+虚+滅却師の力
まで含めた総合的な戦闘能力では、筆者は半虚化を上と評価しています。
小説では一護の新形態は登場する?
今回、公式小説も確認対象にしています。
ただし、小説作品だからこそ登場する明確な一護専用の新変身形態をランキングへ追加する必要はありませんでした。
例えば『BLEACH The Death Save The Strawberry』は、藍染戦後に一護が死神の力を失っていた期間と、彼の力を取り戻すまでにつながる物語です。
『BLEACH Spirits Are Forever With You』や『BLEACH Can’t Fear Your Own World』も重要な公式小説ですが、一護の新変身形態を追加するための作品ではありません。
そのため、「小説も対象」とするためだけに本編で描かれていない形態を作ってランキングへ入れることはしていません。
今回ランキングに入れていない一護の状態
普通の人間状態
物語開始時や無月使用後の一護です。
戦闘形態として比較する対象ではないため除外しています。
浦原修行中の虚化直前状態
因果の鎖が侵食され、一護が虚へ変わりかけた状態も描かれています。
しかし、一護が戦闘形態として利用した状態ではないためランキングには含めません。
静血装
千年血戦篇では、一護の中にある滅却師の力が表面化し、静血装を使用しています。
ただし、これは独立した変身形態というより滅却師としての能力・技術に近いため、別順位にはしていません。
虚一護・天鎖斬月との融合体
精神世界では、虚一護や天鎖斬月などさまざまな存在が描かれます。
しかし、黒崎一護本人が現実世界で変身した戦闘形態ではないため除外しています。
最終決戦で現れた旧斬月に似た刀
ユーハバッハへの最後の攻撃時、真の卍解の外側が砕れ、初期の斬月を思わせる刀身が現れます。
非常に重要な描写ですが、新たな一護の「形態」と断定することは難しいため、「修復後の真の卍解」に含めています。
黒崎一護はなぜこれほど形態が多い?
一護の形態が多い最大の理由は、彼の出自そのものにあります。
一護には、
死神・虚・滅却師
という異なる要素が存在します。
物語前半では本人がその真実を知らなかったため、それぞれを別々の力として扱っていました。
しかし千年血戦篇で出生の秘密と斬月の正体を知り、
すべてが自分自身の力である
と受け入れます。
その結果として二刀の真の斬月へ到達し、さらに虚の力を自分の意思で使用できる段階へ進みました。
一護の形態変化は単なるパワーアップではなく、
自分自身の正体と力を少しずつ理解していく過程
でもあると考えられます。
まとめ|黒崎一護の最強形態はどれ?
今回のランキングは以下の結果になりました。
1位 最後の月牙天衝/無月
2位 真の卍解+半虚化
3位 断界修行後
4位 修復後の真の卍解
5位 半虚化+真の斬月
6位 真の斬月(二刀)
7位 スカルクラッドVer.
8位 完全虚化
9位 死神代行消失篇・卍解
10位 死神代行消失篇・始解
11位 完全虚化後の新仮面・虚化+卍解
12位 制御虚化+卍解
13位 仮面の軍勢修行中・虚化進行状態
14位 白哉戦・内なる虚による暴走虚化
15位 初期卍解・天鎖斬月
16位 完現術・完成形
17位 初期斬月
18位 完現術・第二形態
19位 完現術・第一形態
20位 初期死神代行
筆者が最強に選んだのは、
最後の月牙天衝/無月
です。
一方、今回改めて劇場版『地獄篇』の描写を評価した結果、スカルクラッドVer.は完全虚化より上の7位としました。
スカルクラッドは地獄限定という大きな条件があります。
しかし、「実際に描写された形態の強さ」という今回の基準なら、完全虚化でも完全には攻略できなかった地獄の鎖を金色の月牙天衝で断ち切り、黒刀を圧倒した実績は無視できません。
もちろん、今回の順位も公式設定ではありません。
特に無月、真の卍解、半虚化、スカルクラッド、完全虚化は直接比較が困難です。
だからこそ、
無月と真の卍解はどちらが強いのか
スカルクラッドと完全虚化はどちらが上なのか
一護自身の力と外部から与えられた力をどう評価するのか
といった考察ができるのも、『BLEACH』の面白さの一つだと思います。
『BLEACH』全キャラクターを対象にした強さランキングはこちらです。
【BLEACH】歴代最強キャラランキングTOP10|全編の描写から強さを考察
また、戦闘能力ではなく純粋な「霊圧」に注目したランキングはこちらです。
【BLEACH】霊圧ランキングTOP10|作中で最も霊圧が高いキャラは誰?【小説含む】























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