『DEATH NOTE』といえば、デスノートという超常的な道具だけでなく、天才たちによる高度な頭脳戦が最大の魅力の一つです。
夜神月とLによる心理戦から始まり、物語後半ではニアとメロも加わり、「相手の正体を先に見抜いた方が勝つ」という極限の読み合いが続きます。
では、『DEATH NOTE』で純粋に最も頭がいいキャラクターは誰なのでしょうか?
今回は、
- 推理力
- 論理的思考力
- 策略・計画力
- 相手の思考を読む力
- 想定外の状況への対応力
- 情報処理・分析能力
などを中心に、筆者が「頭脳」という観点からTOP10を選びました。
ただし、最初に重要なことを明記しておきます。
このランキングは公式設定によって決められた順位ではありません。
『DEATH NOTE』には公式の「頭脳ランキング」はなく、キャラクター同士が全員同じ条件で知能を競ったわけでもありません。
また、
推理力を最重要視するのか
計画力を最重要視するのか
心理戦や対応力まで含めるのか
によっても順位は変わります。
そのため本記事では、原作で実際に描かれた推理・計画・判断・心理戦などを材料にしながら、最終的には筆者自身が各描写をどう評価したかという主観・解釈も含めて順位を決めています。
例えば筆者は、ゼロに近い情報から真相へ近づく「推理力」をかなり高く評価しています。
この評価軸そのものにも筆者の好みが入っています。
したがって、
「月の方がLより上では?」
「ニアをもっと高く評価するべきでは?」
といった別のランキングも当然成立します。
「これが唯一の正解」というランキングではなく、作中描写をもとに筆者が考察したTOP10として読んでいただければと思います。
また、以前公開した**「有能キャラランキング」とは評価基準が違います。**
ジェバンニのように驚異的な実行力を持つ人物もいれば、松田のように普段は危なっかしくても重要な場面で決定的な仕事をする人物もいます。
しかし、
「有能であること」と「最も頭がいいこと」は同じではありません。
今回は行動力や作業能力そのものよりも、考える力・見抜く力・策を組み立てる力を優先します。
なお、公式ガイド『DEATH NOTE HOW TO READ 13』も参考資料としていますが、そこに掲載されている情報を機械的に並べたランキングでもありません。同書は集英社から刊行されている公式ガイドブックです。
※本記事には『DEATH NOTE』最終話までの重大なネタバレを含みます。
- DEATH NOTE頭脳ランキングの評価基準
- DEATH NOTE頭脳ランキングTOP10
- 10位 アイバー|人間相手の心理戦ならかなり厄介なプロ詐欺師
- 9位 マット|出番は短いがワイミーズハウス出身の実力者
- 8位 奈南川零司|キラ会議の中でも比較的冷静だったヨツバの切れ者
- 7位 レム|月の危険性を理解していた頭の切れる死神
- 6位 魅上照|規則正しすぎるほど規則正しいもう一人のキラ
- 5位 南空ナオミ|短い登場時間でキラの核心へ迫った元FBI捜査官
- 4位 メロ|盤面を読むだけでなく盤面そのものを動かす天才
- 3位 ニア|最後にキラを論理で追い詰めたLの後継者
- 2位 夜神月|計画力と対応力なら作中最高峰
- 1位 L|ほぼ何も分からない状態からキラへ迫った世界最高峰の探偵
- Lと夜神月は結局どちらが頭いい?
- ニアはLより頭がいい?
- なぜ南空ナオミが5位なのか?
- なぜレムを7位にした?
- なぜマットを9位にした?
- 「頭脳ランキング」と「有能ランキング」は何が違う?
- TOP10圏外でも頭がいいキャラクター
- まとめ|筆者が選ぶDEATH NOTE頭脳ランキング1位はL
- 主な参考資料
DEATH NOTE頭脳ランキングの評価基準
推理力
限られた情報から、どこまで正解へ近づけるか。
特にL、ニア、南空ナオミなどを評価するうえで重視しています。
今回、筆者が比較的重く評価している項目です。
論理的思考力
感情や先入観に流されず、情報を整理して筋道を立てて考えられるか。
もっとも、『DEATH NOTE』では頭のいい人物ほど妙な癖も強いため、
論理的思考力と生活スタイルの論理性は別問題
として扱います。
Lの食生活まで評価対象にすると、途中から健康ランキングになってしまいます。
策略・計画力
単に答えを見つけるだけでなく、
「相手にどう行動させるか」
まで計算して作戦を組み立てられるかを評価します。
この項目では夜神月を非常に高く評価しています。
心理戦・相手を読む力
『DEATH NOTE』では、正しい答えを知っているだけでは勝てません。
自分の意図を隠しながら、相手が次に何を考えるかまで予測する必要があります。
登場人物たちの会話を普通の学校や会社でやったら、おそらく全員から「考えすぎ」と言われます。
この作品では、それくらいでちょうどいいのです。
対応力
予定外の出来事が起きた際、短時間で状況を理解し、新しい手を考えられるか。
事前に完璧な計画を立てる能力と、計画が崩れた後に立て直す能力は別物です。
実績
「設定上は頭がいい」で終わらせず、実際に何を考え、何を見抜き、何を成し遂げたかも重視しています。
そのため、登場時間が極端に短いキャラクターは評価が難しくなります。
なお、学校の成績だけで順位を決めるランキングでもありません。
それをやると夜神月が開始早々かなり有利になり、記事が終わってしまいます。
そして改めて、これら6項目をどの程度重視するかについても筆者の主観が含まれます。
DEATH NOTE頭脳ランキングTOP10
| 順位 | キャラクター | 特に高く評価した能力 |
|---|---|---|
| 1位 | L | 推理力・論理力・観察力 |
| 2位 | 夜神月 | 計画力・対応力・心理戦 |
| 3位 | ニア | 分析力・論理力・冷静さ |
| 4位 | メロ | 策略・情報収集・発想力 |
| 5位 | 南空ナオミ | 推理力・洞察力 |
| 6位 | 魅上照 | 思考力・判断力・自己管理 |
| 7位 | レム | 状況把握・ルール理解・洞察力 |
| 8位 | 奈南川零司 | 判断力・論理性・状況把握 |
| 9位 | マット | 観察力・情報処理・工作能力 |
| 10位 | アイバー | 対人知能・話術・心理操作 |
※これは公式ランキングではありません。作中描写をもとに、筆者自身の主観・解釈を加えて決めた順位です。特に上位キャラクターは得意とする頭脳の種類が異なるため、何を重視するかによって順位は大きく変わります。
10位 アイバー|人間相手の心理戦ならかなり厄介なプロ詐欺師
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
10位はアイバー。
アイバーは通称で、**本名はティエリ・モレロ(Thierry Morello)**です。Lから協力を依頼されるプロの詐欺師として登場します。
アイバーの強みは、Lや月のような超人的な推理力というより、
相手の懐に入り込み、会話によって情報を引き出す能力
にあります。
ヨツバ編では探偵「エラルド・コイル」を演じ、ヨツバ側へ接触。
自分の正体を悟られないまま相手から情報を引き出していきます。
『DEATH NOTE』では「頭がいい=難しい推理ができる」というイメージが強いですが、人間の心理を理解し、言葉だけで相手を誘導する能力も立派な知能です。
その意味ではアイバーはかなり優秀。
Lが複雑な事件を解析するタイプの天才なら、
アイバーは人間そのもののパスワードを会話で聞き出すタイプ
と言えるでしょう。
ただし、キラ事件全体を自分で推理して真相へ迫る描写は上位陣ほど多くありません。
そのため10位としました。
それにしても、
世界一の探偵の協力者にプロの詐欺師が普通にいる
あたり、Lの採用面接では「前職について」は深く聞かれないのかもしれません。
9位 マット|出番は短いがワイミーズハウス出身の実力者
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
9位はマット。
マットは通称で、**本名はマイル・ジーヴァス(Mail Jeevas)**です。メロと同じワイミーズハウスの出身で、メロの協力者としてキラ事件に関わります。
作中での登場時間は非常に短いものの、監視・情報収集などでメロをサポート。
終盤の高田清美誘拐作戦にも参加し、護衛を引きつける役割を担当します。
マットを評価するうえで最大の問題は、
頭がいいことは分かるのに、実力測定が終わる前に出番が終わってしまうこと。
ワイミーズハウス出身であり、メロが重要な任務を任せている以上、かなり高い能力を持っていたと考えられます。
特に監視・情報処理・機械類を扱う能力では優秀だったと思われます。
一方、Lやニアのように事件全体を推理する描写はほぼありません。
そのため、ここには筆者の推測も比較的強く入っています。
「描写されていない能力まで高く評価しすぎない」
という基準から9位としました。
ゲーム好きでもありますが、普通のゲーム好きと違って、休憩後に戻る仕事が「キラ事件の監視」です。
職場環境が少し特殊です。
8位 奈南川零司|キラ会議の中でも比較的冷静だったヨツバの切れ者
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
8位は奈南川零司(なみかわ れいじ)。
「奈南川」は通称ではなく、奈南川零司が本名です。
ヨツバキラ編では8人の幹部が定期的に集まり、キラの力を会社の利益に利用しようとします。
文章にすると改めてすごい会議です。
議題が「競合企業の誰をキラに殺してもらうか」なので、コンプライアンスという概念はおそらく受付で預けています。
そんなメンバーの中でも、奈南川は比較的冷静で、物事を論理的に判断できる人物として描かれています。
月から直接接触を受けた際にも状況を理解するのが早く、その後はヨツバキラ側の行動を抑える方向へ協力します。
奈南川の強みは、
感情よりも状況と損得を優先して判断できること。
L、月、ニアのような規格外の推理力はありません。
一方、現実社会で求められる判断力という意味では相当優秀な人物だと筆者は考えています。
……というより、すでに大企業の幹部なので、だいたい証明済みです。
今回は8位としました。
7位 レム|月の危険性を理解していた頭の切れる死神
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
7位は死神のレム。
レムについては「レム」が名前であり、人間キャラクターのような別の本名・正式名は作中では示されていません。
弥海砂へデスノートを渡し、その後も海砂を守るために行動します。
リュークが基本的に、
「人間界、面白いな」
という観客ポジションなのに対し、レムはかなり真剣に状況を考えています。
当然ながらデスノートや死神のルールについて深く理解していますが、それだけではありません。
人間の性格や思惑を見る力も高く、特に夜神月については、その危険性をかなり早い段階から理解しています。
最大の弱点は明確です。
海砂への感情。
月はそこを利用します。
ただし筆者は、
「レムは月の計画を理解できずに騙された」
とは考えていません。
レム自身も月が危険であることを理解しています。
それでも、海砂を助けることを最優先した結果、Lとワタリの名前をノートへ書き、自らも消滅する道を選びました。
つまり、
分からなかったのではなく、分かっていても捨てられないものがあった。
この違いは大きいと考えています。
そのため、状況理解力・ルールへの理解・人間を見る力を評価して7位としました。
リュークが観客席なら、レムは保護者席。
しかも必要になると普通にグラウンドへ入ってきます。
6位 魅上照|規則正しすぎるほど規則正しいもう一人のキラ
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
6位は魅上照(みかみ てる)。
「魅上照」が本名で、キラを強く信奉し、後に月からデスノートを託される人物です。
職業は検察官。
月が自分でノートを使えなくなった際、
自分の思想を理解し、自律的にキラとして行動できる人物
として魅上を選びます。
魅上は非常に論理的で、自分が正しいと考えたルールを徹底します。
決まった時間に決まった行動を取り、月から逐一指示を受けなくてもキラとして何をすべきか判断します。
単なる忠誠心だけでここまで動くのは難しく、かなり高い思考力を持った人物でしょう。
ただし、その規則正しさには問題もあります。
監視する側からすると、かなり観察しやすい。
本人は完璧な生活をしているつもりでも、尾行する側からすれば「本日も予定通りです」となってしまいます。
そして高田清美が誘拐された際、魅上は独断で本物のノートを使用。
この行動が、本物のデスノートの所在をニア側に知られる大きな原因となります。
ただし、あの場面で魅上が行動したこと自体は完全な愚策だったとは筆者は考えていません。
高田を処理する必要がある以上、彼なりに合理的な判断でした。
問題は、
月も魅上も「相手なら当然こうするだろう」と考えていたこと。
二人とも頭が良すぎた結果、互いに同じ発想をしてしまったとも言えます。
非常に優秀ですが、L・月・ニアらには一段及ばないと判断し6位です。
5位 南空ナオミ|短い登場時間でキラの核心へ迫った元FBI捜査官
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
5位は南空ナオミ(みそら ナオミ)。
これは通称ではなく本名です。
元FBI捜査官であり、婚約者レイ・ペンバーの死をきっかけに独自でキラ事件を調査します。
登場期間は非常に短いにもかかわらず、頭脳という点では強烈な印象を残しました。
限られた情報から、
キラは心臓麻痺以外の死因も操れる可能性がある
という重要な推理へ到達します。
さらにバスジャック事件とレイ・ペンバーの行動を結びつけ、キラがFBI捜査官と直接接触していた可能性にも迫っています。
月にとっては非常に危険な存在でした。
偶然遭遇した月に対しても当初は偽名を使用しており、警戒心も十分です。
月にとって「街で偶然会いたくない人ランキング」なら、おそらく上位です。
最終的には月に本名を知られてしまいますが、それまでにナオミがたどり着いた推理は高く評価できます。
また公式小説『DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件』では、Lと協力した過去も描かれています。同作は集英社から刊行されています。
登場時間が短いという理由だけで低く評価するのは惜しい。
今回は、
少ない情報からどれだけ正解へ近づけたか
を重視し5位としました。
ここは特に筆者の評価軸が順位へ強く反映されている部分です。
4位 メロ|盤面を読むだけでなく盤面そのものを動かす天才
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
4位はメロ。
メロは通称で、**本名はミハエル・ケール(Mihael Keehl)**です。ワイミーズハウスでLの後継者候補として育てられました。
メロはニアとは正反対のタイプです。
ニアが安全な場所から情報を分析し、論理的に相手を追い詰めるのに対し、メロは自分自身が危険な場所へ入ります。
マフィアと手を組み、夜神粧裕を誘拐し、デスノートまで奪取。
普通の探偵漫画なら、
「途中からジャンル変わった?」
と思うほど行動が大胆です。
しかしメロの頭脳で特に評価したいのは、
自分がニアと同じ方法で戦う必要はないと理解していること。
ニアと同じ土俵で情報を整理して競うのではなく、自分にしかできない方法で盤面そのものを動かします。
終盤では高田清美を誘拐。
その行動が魅上を予定外に動かし、本物のデスノートが発見されるきっかけになります。
メロ自身がどこまで最終結果を想定していたかには解釈の余地があります。
そのため、この部分を「すべてメロの計算通りだった」と断定するつもりはありません。
それでも、メロが動かなければ最終局面が同じ結果にならなかった可能性は非常に高いと筆者は評価しています。
ニアが盤面を読むタイプなら、
メロは盤面そのものを揺らすタイプ。
安全ではありません。
穏便でもありません。
しかし状況は確実に動きます。
4位としました。
3位 ニア|最後にキラを論理で追い詰めたLの後継者
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
3位はニア。
ニアは通称で、**本名はネイト・リバー(Nate River)**です。ワイミーズハウスでLの後継者候補として育てられた人物です。
SPKを率いてキラ事件を追います。
最大の強みは、
感情に流されず、情報を一つずつ組み立てていく分析力。
直接的な証拠がない段階から二代目Lである夜神月を疑い、最終的には魅上照とキラとの関係へ到達。
YB倉庫で月を追い詰めます。
ただし筆者は、
「ニアが一人でLを超えた」
とは考えていません。
最後の突破口にはメロの行動が大きく関係しています。
メロが高田を誘拐しなければ魅上が本物のノートを使用せず、ニアの作戦が失敗していた可能性もあります。
だからこそニア自身も、メロとの関係を含めてLへ到達したと考える方が自然でしょう。
それでも、膨大な情報を整理しながら月と魅上へたどり着いた分析力は作中最高クラスです。
そして相変わらず、おもちゃで遊びながら世界規模の大量殺人事件を分析しています。
マルチタスクの方向性が少し独特です。
今回はL・月とのスタート条件やメロの貢献も考慮し3位としました。
2位 夜神月|計画力と対応力なら作中最高峰
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
2位は主人公、夜神月(やがみ ライト)。
「夜神月」が本名であり、キラとして活動する人物です。
学力、計画力、演技力、判断力、心理戦、対応力。
どれを取っても非常に高い水準にあります。
デスノートという、誰も存在を知らない超常的な道具を利用しながら、世界最高峰の探偵Lと長期間にわたって頭脳戦を続けました。
特に象徴的なのが、ヨツバ編につながる一連の計画です。
自らデスノートの所有権を放棄し、
キラだった記憶まで失う。
その状態の「記憶を失った自分」がどう行動するのかまで予測し、最終的にデスノートへ触れて記憶を取り戻します。
自分自身まで計画の駒にする。
普通はそこまでやりません。
また、南空ナオミと偶然遭遇したような完全な予定外の状況でも、短時間で新しい計画を組み立てられます。
この即応力は非常に高く評価しています。
一方、筆者が月を1位にしなかった最大の理由は、
プライドの高さが判断へ影響すること。
Lによるリンド・L・テイラーの挑発に反応して殺害した結果、自分が日本の関東地方にいることを短時間で絞り込まれました。
頭脳そのものは間違いなく作中最高峰です。
ただ、
学力試験はほぼ満点でも、煽り耐性の試験だけ少し点数が低い。
筆者はここを頭脳戦における明確な弱点として評価しました。
なお、長期的な計画能力を最重要視するのであれば、
月を1位にするランキングも十分成立する
と思います。
今回は推理力をやや重く評価したため2位です。
1位 L|ほぼ何も分からない状態からキラへ迫った世界最高峰の探偵
出典:大場つぐみ・小畑健, 『DEATH NOTE』, 集英社
1位はL。
本名は**L・ローライト(L Lawliet)**です。
捜査本部では**「竜崎」**という偽名・通称を使用しています。Lという名前自体も世界的な探偵として使用している呼称で、その本名は公式ガイド『DEATH NOTE HOW TO READ 13』で明かされています。
今回、筆者がLを1位にした最大の理由は、
スタート地点があまりにも不利だったこと。
Lがキラ事件の捜査を開始した時点では、デスノートの存在など当然知りません。
名前と顔だけで、離れた場所にいる人間を殺せる。
死の時間や状況まで操れる。
死神が存在する。
こんなものは普通の犯罪捜査の参考書には載っていません。
それでもLは、リンド・L・テイラーを利用したテレビ放送によって、キラについて重要な情報を短時間で引き出します。
その後もFBI捜査官の死などから対象を絞り込み、最終的には夜神月へ強い疑いを持ちます。
筆者が特にLを評価しているのは、
自分自身の推理を疑うこともできること。
月を強く疑っていても、状況が自分の仮説と合わなければ別の可能性を検討します。
これは頭脳戦では非常に重要です。
また、安全な場所から推理するだけではありません。
自ら月と同じ大学へ入り、直接接触。
さらに捜査本部へ招き入れ、至近距離で心理戦を続けます。
普通なら、
「怪しいから距離を取って監視しよう」
となりそうですが、Lの場合は、
「怪しいから隣に座ろう」
になります。
距離感まで天才仕様です。
最終的にLは死亡します。
しかし筆者は、
月が純粋な推理勝負だけでLを完全に上回った結果ではない
と考えています。
月は海砂を守ろうとするレムの感情を利用し、レム自身にLとワタリを排除させました。
Lは最後まで月への疑いを捨てていません。
そのため、
未知の情報から真相へ迫る推理力
論理的に仮説を組み立て直す力
相手の行動を観察する力
を特に重視する筆者の評価基準では、Lがわずかに月を上回ると判断しました。
ただし、この1位は公式設定ではありません。
「実際にLを死へ追い込む計画を完成させた月の方が頭脳では上」
という評価も十分に成立します。
今回はあくまで、
筆者が「頭の良さ」の中でも推理力を比較的重視した結果の1位
です。
なお、座り方と砂糖の摂取量については評価対象外です。
そこまで含めると、途中から別の記事になります。
Lと夜神月は結局どちらが頭いい?
今回のランキングで最も筆者自身も迷ったのが、
L vs 夜神月
です。
筆者は「Lが明確に月より頭がいい」と考えているわけではありません。
得意分野が違います。
推理力ならL
Lはデスノートという存在すら知らない状態からキラへ迫りました。
限られた情報から真相を逆算する能力では、筆者はLを上に評価します。
計画力なら夜神月
一方、月は数週間・数か月先まで見越した複雑な計画を作る能力に優れています。
特にヨツバ編の記憶喪失を利用した計画は、月の強みを象徴しています。
対応力はほぼ互角
両者とも予定外の出来事への対応が非常に速いです。
月は即座に言い訳や新しい策略を組み立て、Lは新しい情報が出れば仮説を再構築します。
筆者が感じたわずかな差は性格
月は非常に高い知能を持っていますが、プライドが判断へ影響することがあります。
Lも大胆な賭けをしますが、
「自分が間違っている可能性」
をある程度残したまま考えます。
筆者はこの違いをわずかに評価し、
1位 L
2位 夜神月
としました。
しかし、
計画力や心理操作を推理力より高く評価するなら月1位
でもまったくおかしくありません。
このあたりは、読者によって最も意見が分かれるところだと思います。
ニアはLより頭がいい?
ニアは最終的に月がキラであることを証明しました。
結果だけを見ると、
ニア > L
にも見えます。
しかし、筆者は条件が違うと考えています。
Lはキラについてほとんど何も分からない状態から捜査を開始しました。
ニアの時代には、それまでのキラ事件によって多くの情報が蓄積されています。
さらに、最後の突破口にはメロの行動が大きく関係しました。
そのため、
ニア単独がLの頭脳を上回った
とは筆者は評価していません。
ただし、感情をほとんど表に出さず、情報を整理して最終的に月を追い詰めた能力は間違いなく作中最高クラスです。
3位は非常に高い評価です。
なぜ南空ナオミが5位なのか?
南空ナオミは登場時間が短いため、
「5位は高すぎない?」
と感じる人もいるでしょう。
ここは特に筆者の評価基準が反映されています。
今回は、
「与えられた情報量に対して、どこまで正解へ近づけたか」
を高く評価しています。
ナオミは極めて少ない材料からキラの能力の重要な部分へ迫りました。
しかも偶然ではなく、レイ・ペンバーが巻き込まれた事件を分析した結果です。
登場時間の長さではなく、推理の密度を重視したため5位としました。
なぜレムを7位にした?
人間の天才たちが並ぶ中で、
「なぜ突然死神が?」
と思う人もいるかもしれません。
しかしレムは、単にデスノートのルールを知っているだけではありません。
月の危険性や人間の心理をかなり正確に理解しています。
最終的に月の計画へ組み込まれてしまいますが、
分からなかったから利用されたのではなく、海砂を守るという最優先事項があったため動かざるを得なかった
と筆者は解釈しています。
そのため、単純な「月に負けた」という理由だけで知能を低く評価していません。
ここにも筆者の解釈が含まれているため、レムをTOP10圏外とするランキングも十分あり得るでしょう。
なぜマットを9位にした?
マットはとにかく登場時間が短いです。
そのため、
「具体的に何を推理したの?」
という意味では評価材料が不足しています。
一方、本名マイル・ジーヴァスはワイミーズハウス出身であり、メロの監視・情報収集・工作を支えています。
つまり、
能力が低いのではなく、能力を測るための出番が少なすぎる。
筆者はそう評価しています。
そのため「ワイミーズハウス出身だから絶対天才」とだけ判断して上位にはせず、実際の描写とのバランスを取って9位としました。
「頭脳ランキング」と「有能ランキング」は何が違う?
以前の有能ランキングでは、
1位 ジェバンニ
2位 松田
3位 L
4位 夜神月
というかなり特殊な順位になっています。
あの記事は、
「最も頭がいいキャラクターランキング」ではありません。
有能ランキングでは、
- 頭脳
- 判断力
- 行動力
- 実行力
- 目的達成力
- 物語への影響力
まで評価しています。
一方、今回の頭脳ランキングでは、
「誰が最も優れた思考をしているか」
を中心にしています。
そのためジェバンニは今回TOP10圏外。
松田も圏外です。
ニアは逆に大きく順位を上げます。
ジェバンニが急に能力を失ったわけではありません。
競技種目が変わっただけです。
有能さを基準にしたランキングはこちらです。
【DEATH NOTE】本当に有能なキャラランキングTOP10|頭脳・行動力・影響力で考察
TOP10圏外でも頭がいいキャラクター
ステファン・ジェバンニ
観察力、潜入能力、作業精度は非常に高い人物です。
ただし、事件全体の作戦を自ら立案するというより、
ニアが考えた作戦を極めて高い精度で実行する能力
を特に評価しています。
有能ランキングなら1位。
今回は圏外。
ランキングが変わっても本人は何も悪くありません。
ワタリ
**通称はワタリ。本名はキルシュ・ワイミー(Quillsh Wammy)**です。
Lを長年支え、捜査設備・通信・情報管理など幅広い能力を持つ人物。
また、ワイミーズハウスを設立した人物でもあります。
ただし本人がキラ事件を推理する描写は上位陣ほど多くないため、今回はTOP10圏外としました。
それでも、
執事・発明家・捜査支援・狙撃まで担当
と、履歴書の職歴欄がかなり忙しい人物です。
相沢周市
本名は相沢周市(あいざわ しゅういち)。
月への疑いを持ち、自分自身で確かめようとした判断力を見せる優秀な捜査官です。
TOP10候補ではありますが、今回の評価軸では圏外としました。
模木完造
本名は模木完造(もぎ かんぞう)。
情報収集や潜入、調査を安定してこなす非常に優秀な捜査官です。
ただ、筆者としては「頭脳」だけよりも、総合的な実務能力を高く評価したい人物です。
海砂のテンションに長期間対応できる能力についても、引き続き高く評価しています。
まとめ|筆者が選ぶDEATH NOTE頭脳ランキング1位はL
今回のランキングは以下になりました。
1位 L(本名:L・ローライト)
2位 夜神月
3位 ニア(本名:ネイト・リバー)
4位 メロ(本名:ミハエル・ケール)
5位 南空ナオミ
6位 魅上照
7位 レム
8位 奈南川零司
9位 マット(本名:マイル・ジーヴァス)
10位 アイバー(本名:ティエリ・モレロ)
筆者が1位に選んだのはLです。
ただし、何度も書いている通り、これは公式の順位ではありません。
作中描写を材料に、筆者自身の主観・解釈を含めて作ったランキングです。
筆者は今回、
計画力・心理操作なら月
純粋な推理力・未知の情報から真相へ近づく能力ならL
と評価しました。
そして「頭脳ランキング」であることから後者を少し重く見て、Lを1位としています。
したがって、
計画力を最重要視して月を1位にする
最終的にキラを追い詰めたニアをさらに上にする
描写の少ないナオミやマットをもっと下にする
といった別の考え方も十分成立します。
『DEATH NOTE』には一種類の「頭の良さ」しか存在しません。
……と言いたいところですが、むしろ逆です。
推理に特化したL。
長期計画と心理操作に優れた月。
情報分析型のニア。
盤面そのものを動かすメロ。
短時間で真相へ迫った南空ナオミ。
人間心理とルールを理解するレム。
対人知能を武器にするアイバー。
それぞれ違う種類の頭の良さがあります。
だからこそ、どの能力を重視するかによって順位が変わるのも『DEATH NOTE』の面白いところでしょう。
そして「頭の良さ」だけではなく、実行力や仕事を最後までやり遂げる能力まで評価すると、ランキングはかなり違う結果になります。
【DEATH NOTE】本当に有能なキャラランキングTOP10|頭脳・行動力・影響力で考察
デスノート・死神の目・武器・身体能力なども含めて「誰が一番強くて危険か?」を考察したランキングはこちらです。
【DEATH NOTE】最強キャラランキングTOP10|デスノート・武器・身体能力込みで一番強いのは誰?
主要キャラクターの本名・年齢・身長・誕生日は、【DEATH NOTE】キャラクター一覧でまとめています。
また、L・夜神月・メロなどの最期を時系列で確認したい方は、【DEATH NOTE】死亡キャラ一覧|死亡順・死因・最期を時系列で解説をご覧ください。













コメント