【食品添加物】 甘味料とは? 役割は? 危険?

健康

皆さんは甘味料をご存じでしょうか。甘味料は食品添加物の1つです。スーパーやコンビニで買った食品の食品表示ラベル上にこれらの文字を目にする方も多いのではないでしょうか。

本記事では、甘味料の概要を簡単に紹介いたします。聞いた事はあるけど、詳しくは何も知らないという方は特に ご一読いただければと思います。

甘味料の役割

甘味料は食品添加物の1つで、食品に甘みを与えます

表1. 甘味料の分類
甘味料
糖質系甘味料 非糖質系甘味料
砂糖 でんぷん由来の糖 その他の糖 糖アルコール 天然甘味料 合成(人工)甘味料

甘味料は、表1.の様に分類されますが、当記事では天然甘味料合成(人工)甘味料に焦点を絞って紹介いたします。

天然甘味料 一覧

植物や果物に含まれる甘み成分を抽出した甘味料

表2. 代表的な天然甘味料の例
甘味料の例 利用されている食品例
ステビア 菓子・ジュース
カンゾウ抽出物(エキス) 醤油・味噌
はちみつ キャンディ・ジャム
メープルシロップ ケーキ・ワッフル
ココナッツシュガー コーヒー・マフィン

合成(人工)甘味料 一覧

化学的に合成されてつくられる甘味料であり、砂糖よりもはるかに甘みが強いです。

表3. 代表的な合成(人工)甘味料の例
甘味料の例 利用されている食品例
アスパルテーム 清涼飲料水・ダイエット食品
アセスルファムカリウム 清涼飲料水・ダイエット食品
ネオテーム キャンディ・ヨーグルト
サッカリンナトリウム 菓子・清涼飲料水
スクラロース 清涼飲料水・ダイエット食品

甘味料のメリット

今や至る所で甘味料が使われていますが、仮に甘味料なしの食生活を想像できるでしょうか。代表的なメリットを表4.に纏めました。

表4. 甘味料のメリット
天然甘味料のメリット 合成(人工)甘味料のメリット
食品を甘くできる。
身体の新陳代謝を助ける。 低カロリーのため、ダイエットに役立つ。
化学的に合成されていない。 砂糖などに比べて血糖値が上昇しにくいため、肥満や糖尿病の予防になる。
ビタミン・ミネラルなどの栄養付加価値がある。 酸を生成しないため、虫歯の予防になる。
合成(人工)甘味料に比べて身体へのリスクが少ない。 今や至る所で手に入る。

甘味料のデメリット(危険性)

食品添加物のため、皆さんもイメージするかもしれませんが、メリットだけでなく、デメリットも存在します。基本的にどの添加物も同じですが、過剰摂取するほど様々なリスクが高まっていくため、注意が必要です。表5.に代表的なデメリットを纏めました。

表5. 甘味料のデメリット
天然甘味料のデメリット 合成(人工)甘味料のデメリット
高血糖や糖尿病のリスクを高める(特に既に問題を抱えている人)。 血糖値が上がらない事で、脳がより甘い物を欲する様になる(食欲の増加)。
ステビアによる危険な血糖値低下が起きた例がある。 インスリンの働きが鈍くなる。
体重増加 鬱・癌などのリスクが指摘される事がある。
虫歯のリスクを高める。 甘くする以外の栄養付加価値が少ない。

ここから危険と言われている甘味料の物質を紹介します。これらを参考にし、普段の買い物などで食品表示レベルをよくチェックし、効果的に取捨選択ができるといいですね。

注意すべき甘味料

甘味料の中でも危険性が高いと言われている物質を1個紹介します。

ステビア

天然由来の甘味料です。

 1999年にEU委員会は、ステビアが体内で代謝してできるステビオールという物質が、動物の精巣への悪影響があり、繁殖毒性があるとして使用を禁止しました(後に安全性に関する再検討が行われ、2011年12月から体重1kgあたり4mg以下という条件付きでの使用を認めました。)。
 香港でも使用が認められておらず、ステビアが添加された日本産のインスタント食品やスナック菓子が市場から取り除かれました。
 シンガポールでもステビアを含む日本製の加工食品が販売禁止になりました。

特に注意すべき甘味料

甘味料の中でも特に危険性が高いと言われている物質を5個紹介します。

アスパルテーム

アスパラギン酸とフェニルアラニンという2種類のアミノ酸とメチルアルコールを結合させた合成の甘味料です。清涼飲料水・ダイエット甘味料・ガム・乳酸菌飲料などに使われる事があります。

アメリカでは、アスパルテームが脳腫瘍を引き起こす可能性があると研究者から指摘されています。又、2005年のイタリアの実験で、ラットにアスパルテームを与え続けると、白血病やリンパ腫が確認され、投与量が多いほど発生率が高くなったとの報告がありました。

今でさえ、「安全である。」「安全でない。」という議論が勃発し続けている疑わしい物質です。

アセスルファムカリウム

清涼飲料水・ダイエット甘味料・菓子類に使用される事がある合成の甘味料です。

下記の様に好ましくない実験結果が報告されています。

  • マウスにアセスルファムカリウムを与えると、痙攣が確認され、死亡した個体の中には、胃粘膜の出血・小腸の充血・肺の鬱血が確認された。
  • 犬にアセスルファムカリウムを含む餌を与え続けると、リンパ球の減少・肝臓障害が見受けられた。

2000年に登場した比較的新しい添加物ですが、不安視する声が挙がっています。

サッカリン

水に溶けにくい合成の甘味料です。チューインガムにしか使われない様で、サッカリンと言えばサッカリンナトリウムを指す事が殆どの様です。毒性はサッカリンナトリウムと同等と考えられています。

サッカリンナトリウム

ダイエット甘味料・握り寿司などに使用される事がある合成の甘味料です。

下記の様に好ましくない実験結果があり、危険と言われています。

  • アメリカで、ラットにサッカリンナトリウムを含む餌を与え続けたところ、子宮や膀胱にがんが発生した。
    これを受け、日本の厚生省が一旦使用を禁止しましたが、後にこの実験に使われたサッカリンナトリウムには不純物が含まれており、それが原因でがんが発生したとの説が有力になり、禁止は解除されました。
  • その後カナダで、ラットにサッカリンナトリウムを含む餌を与え続けたところ、いくつかの個体から膀胱がんの発生が確認された。
    これを受けても、日本の厚生省は使用を禁止せず、現在でも使用されています。

スクラロース

ダイエット甘味料・清涼飲料水・サプリ飲料・ドレッシング・デザートに使用される事がある合成の甘味料です。ショ糖(有機化合物)と塩素が結合されてつくられるため、有機塩素化合物という事になります。有機塩素化合物は自然界には殆ど存在せず、ダイオキシンなど危険な物が目立ちます。

スクラロースの急性毒性は弱いですが、下記の様に好ましくない実験結果があります。

  • ラットにスクラロースを含む餌を与え続けたところ、胸腺などのリンパ組織に萎縮が確認された。
  • 妊娠したウサギにスクラロースを与えたところ、下痢・体重減少・死亡・流産が確認された。

この様な実験だけでなく、スクラロース自体が元々非常に分解されにくい物質であり、人間の体内に入った場合、全身を駆け巡ってホルモンや免疫システムを乱す懸念があります。

最後に

甘い物を好む人は多いと思います。私も好きですし、日本だとお菓子やデザートがすぐに思い浮かびます。甘味料は普段の食事の楽しみを増やしてくれるアイテムの1つだと思います。ただ、最近日本で健康志向が強くなってきており、なるべくカロリーの少ない食品{ダイエット食品など 合成(人工)甘味料が含まれている物}を選ぼうとしている人は多いと思います。合成(人工)甘味料はダイエットに役立つため、多く摂取しても問題ないと考えがちですが、上述の様にデメリットが指摘されているため、過剰摂取にならない様に意識しておく事が、自分の健康を長く守るために重要であると思います。

私はダイエットを定期的にしていますし、人工甘味料の恩恵を受けています。ただ正直なところ、適量を心掛けてはいますが、食欲の増加は実感しています。まだ食事・栄養のコントロールはできているので問題は感じていませんが、今後何か対策を考えようとは思っています。

せっかく本記事を見ていただいたのですから、食品添加物のメリットだけだなく、デメリットについても知っておく事で、知らない人よりも 買う・注文する際の判断材料を多く持ち、自分もしくは他人のためにその時々で良い選択・判断ができる様にしておく事が重要ではないかと思います。

甘味料の特徴を掴んだ上でうまく活用し、健康的な食生活を心掛けながら楽しんでいきましょう。

参考

  • 厚生労働省ホームページ, 「健康・医療 食品添加物」, https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html
  • 農畜産業振興機構, 「砂糖以外の甘味料について」, https://sugar.alic.go.jp/japan/fromalic/fa_0707c.htm

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