UFC男子フライ級 歴代最強ランキングTOP5|全盛期の試合パフォーマンスを筆者目線で考察

スポーツ

UFC男子フライ級で最も強かった選手は誰なのか。

フライ級は、MMAの中でも特にスピード、スタミナ、反応速度、打撃の回転力、スクランブル能力が重要になる階級です。
体格や一発のパワーだけで押し切ることが難しく、細かい技術、判断力、試合中の修正力が結果に直結しやすい階級だと思います。

また、女子フライ級もUFCには存在するため、本記事では混同を避けるために「UFC男子フライ級」に限定してランキングを作成しています。

男子フライ級の歴代最強ランキングを考えるときは、単純な戦績だけでなく、全盛期の支配力、対戦相手のレベル、王座実績、フィニッシュ能力、レスリング・打撃・グラップリングの完成度、そして試合内容の説得力を総合的に見る必要があります。

本記事では、筆者が個人的に「全盛期の試合パフォーマンスが特に優れていた」と感じるUFC男子フライ級選手をランキング形式で紹介します。

※このランキングはUFC公式ランキングではありません。筆者個人の考察を含む、UFC男子フライ級の歴代最強ランキングです。

※本記事では、選手の試合外でのトラブル、発言、私生活、団体外での評価などは基本的に考慮していません。あくまで、試合で見せたパフォーマンス、全盛期の強さ、UFCでの実績、対戦相手のレベル、フィニッシュ能力、試合内容をもとに評価しています。

※現役選手については、今後の試合結果、怪我からの復帰状況、王座防衛内容によって評価や順位が変わる可能性があります。

最終更新日:2026年6月14日
選考基準:試合で見せたパフォーマンス、全盛期の強さ、UFCでの実績、対戦相手のレベル、フィニッシュ能力、試合内容、男子フライ級としての完成度

UFC男子フライ級 歴代最強ランキングTOP5

順位選手全盛期の目安身長
1デメトリアス・ジョンソン2013〜2017年頃160cm / 5’3″
2ヘンリー・セフード2018〜2019年頃163cm / 5’4″
3アレッシャンドリ・パントージャ現在165cm / 5’5″
4デイブソン・フィゲイレード2020〜2022年頃165cm / 5’5″
5ジョシュア・ヴァン現在165cm / 5’5″

1位 デメトリアス・ジョンソン / Demetrious Johnson

生年月日:1986年8月13日
出身:アメリカ・ケンタッキー州マディソンビル
主な階級:男子フライ級 / バンタム級
身長:160cm / 5’3″
UFC男子フライ級王座歴:2012年9月22日〜2018年8月4日
バックボーン:レスリング、キックボクシング、ブラジリアン柔術
主なスタイル:スピード、フットワーク、レスリング、スクランブル、サブミッション、試合全体の支配

デメトリアス・ジョンソンは、UFC男子フライ級の歴史を語るうえで絶対に外せない存在です。

UFC男子フライ級の初代王者であり、長期にわたって階級を支配しました。特に全盛期のジョンソンは、スピード、レスリング、打撃、グラップリング、スクランブル、スタミナ、試合中の判断力のすべてが非常に高いレベルでまとまっていました。

ジョンソンの強さは、ひとつの武器だけに依存していない点にあります。打撃で相手を崩すこともでき、タックルからトップを取ることもでき、スクランブルで有利な形を作ることもでき、サブミッションで試合を終わらせることもできました。

特に、ジョン・ドッドソン、ジョセフ・ベナビデス、ジョン・モラガ、ヘンリー・セフード、ウィルソン・ヘイス、レイ・ボーグなどを相手に王座を防衛した実績は非常に大きいです。

レイ・ボーグ戦で見せた空中でのアームバーは、UFC史上でも屈指の技術的フィニッシュとして語られることが多い場面です。あの瞬間は、ジョンソンの身体操作、判断力、技術の高さを象徴していたと思います。

男子フライ級は、UFC創設当初から評価が簡単ではない階級でした。しかし、ジョンソンはその階級の価値を試合内容で証明し続けました。歴代男子フライ級ランキングで1位に置くのは非常に自然だと思います。

評価ポイント

  • UFC男子フライ級初代王者
  • UFC史上最多クラスの王座防衛実績
  • スピード、レスリング、打撃、寝技の完成度
  • 試合中の判断力と修正力
  • 男子フライ級という階級の価値を高めた存在

性格・人物像

試合中は非常に冷静で、相手の動きを見ながら最適な選択を重ねるタイプです。派手な挑発よりも、技術と試合内容で評価を積み上げた選手という印象があります。

豆知識

ニックネームは「Mighty Mouse」。小柄ながら圧倒的なスピードと技術で相手を支配するスタイルに非常によく合っています。

今後の評価

デメトリアス・ジョンソンは、UFC男子フライ級だけでなく、MMA全体の歴代PFPでも語られる選手です。

今後どれだけ優れた男子フライ級王者が出てきても、ジョンソンの長期支配と技術的完成度を超えるのは簡単ではないと思います。

2位 ヘンリー・セフード / Henry Cejudo

生年月日:1987年2月9日
出身:アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス
主な階級:男子フライ級 / バンタム級
身長:163cm / 5’4″
UFC男子フライ級王座歴:2018年8月4日〜2019年12月
バックボーン:レスリング、ボクシング、空手
主なスタイル:オリンピックレスリング、打撃の圧力、カウンター、距離の詰め方、試合中の修正力

ヘンリー・セフードは、男子フライ級史上でも最も重要な王者の一人です。

セフードの最大の武器は、オリンピック金メダリストとしてのレスリング能力です。低い重心、組みの強さ、バランス、相手をコントロールする力は、男子フライ級の中でも特別なものがありました。

デメトリアス・ジョンソンとの再戦で勝利し、UFC男子フライ級王座を獲得したことは、セフードのキャリア最大の実績の一つです。ジョンソンは長く階級を支配していた王者だったため、その相手に勝利した意味は非常に大きいです。

さらに、T.J.ディラショーを相手に短時間で勝利した試合も、セフードの評価を大きく高めました。当時バンタム級王者だったディラショーを相手に、男子フライ級王者として明確な結果を出した点は重要です。

その後、セフードはバンタム級王座も獲得し、UFC史上でも珍しい2階級王者になりました。男子フライ級に限定しても、ジョンソンに勝利した事実と王者としての完成度を考えると、歴代2位に置く価値があると思います。

評価ポイント

  • デメトリアス・ジョンソンに勝利して王座獲得
  • オリンピック金メダリストとしてのレスリング力
  • T.J.ディラショーへの圧勝
  • 男子フライ級とバンタム級の2階級王者
  • 試合中の修正力と勝負強さ

性格・人物像

非常に自信が強く、自分を大きく見せる発言も多い選手です。ただし、その自信を実績で証明してきた点がセフードの大きな特徴だと思います。

豆知識

ニックネームは「Triple C」。オリンピック金メダル、UFC男子フライ級王座、UFCバンタム級王座を組み合わせた、自身の実績を象徴する呼び名です。

今後の評価

セフードは男子フライ級での王座在位期間は長くありません。

しかし、ジョンソンを破ったこと、ディラショーを止めたこと、2階級王者になったことを考えると、男子フライ級史上2位に置く説得力は十分にあります。

3位 アレッシャンドレ・パントージャ / Alexandre Pantoja

生年月日:1990年4月16日
出身:ブラジル・リオデジャネイロ
主な階級:男子フライ級
身長:165cm / 5’5″
UFC男子フライ級王座歴:2023年7月8日〜2025年12月6日
バックボーン:ブラジリアン柔術、ボクシング、ムエタイ
主なスタイル:グラップリング、バックコントロール、サブミッション、打撃の圧力、粘り強さ

アレッシャンドリ・パントージャは、現代UFC男子フライ級を代表する王者の一人です。

パントージャの強さは、グラップリングだけではありません。打撃戦でも前に出る強さがあり、組みの展開ではバックコントロールとサブミッションの危険性があります。さらに、打たれても崩れにくいタフさと、接戦をものにする勝負強さも大きな武器です。

ブランドン・モレノとの王座戦で勝利し、UFC男子フライ級王者になったことは非常に大きな実績です。モレノは当時の男子フライ級を代表する選手の一人であり、その相手に勝って王座を獲得したことは高く評価できます。

その後もブランドン・ロイバル、スティーブ・エルセグ、朝倉海などを相手に王座を防衛し、男子フライ級王者としての実力を証明しました。試合ごとに苦しい場面もありましたが、そこで粘り勝つ力こそがパントージャの魅力だと思います。

UFC 323ではジョシュア・ヴァン戦で怪我により王座を失いました。負傷による敗戦だったため、実力評価をその一戦だけで大きく下げる必要はないと考えています。

本ランキングでは、パントージャの全盛期を「現在」としています。怪我の影響や復帰後の状態には注意が必要ですが、技術的な完成度、王座防衛実績、男子フライ級での存在感を考えると、現在もキャリア最高クラスの時期と評価できます。

評価ポイント

  • UFC男子フライ級王座を獲得
  • モレノ、ロイバル、エルセグ、朝倉海への勝利
  • グラップリングとバックコントロールの強さ
  • 接戦で勝ち切る粘り強さ
  • 怪我による王座陥落を除けば、現在も高い完成度を維持

性格・人物像

非常にタフで、試合中に苦しい場面があっても折れない選手です。派手さよりも、粘り強さと勝負強さで評価を上げてきたタイプだと思います。

豆知識

ニックネームは「The Cannibal」。相手を削り、消耗戦でも最後まで勝ち切るパントージャのしつこさをよく表していると思います。

今後の評価

パントージャは怪我からの復帰状況によって、今後の評価が大きく変わる選手です。

もし再び王座戦線に戻り、ジョシュア・ヴァンや他のトップ選手と高いレベルの試合を見せれば、男子フライ級歴代2位争いに入る可能性もあると思います。

4位 デイブソン・フィゲイレード / Deiveson Figueiredo

生年月日:1987年12月18日
出身:ブラジル・パラー州スーレ
主な階級:男子フライ級 / バンタム級
身長:165cm / 5’5″
UFC男子フライ級王座歴:2020年7月18日〜2021年6月12日、2022年1月22日〜2023年1月21日
バックボーン:ブラジリアン柔術、ルタ・リーブリ、打撃
主なスタイル:強打、ギロチン、サブミッション、フィジカル、カウンター、フィニッシュ狙い

デイブソン・フィゲイレードは、男子フライ級に強烈なパワーとフィニッシュ力を持ち込んだ王者です。

フィゲイレードの魅力は、男子フライ級離れした一発の威力と、サブミッションの危険性にあります。打撃で相手を下がらせることができ、組みの展開ではギロチンやチョークを狙えるため、常に試合を終わらせる怖さがありました。

ジョセフ・ベナビデスを相手に王座を獲得した後、アレックス・ペレス戦では短時間でサブミッション勝利を収め、王者としての破壊力を示しました。

ブランドン・モレノとの4連戦は、フィゲイレードのキャリアを語るうえで外せません。勝利、敗北、引き分けを含む激しいライバル関係は、UFC男子フライ級の注目度を大きく高めたシリーズだったと思います。

フィゲイレードは体重管理の難しさや、階級との相性も含めて波のある選手でした。しかし、全盛期の危険度、フィニッシュ能力、王座を2度獲得した実績を考えると、男子フライ級歴代TOP5に入れるべき選手です。

評価ポイント

  • UFC男子フライ級王座を2度獲得
  • 男子フライ級離れした打撃の威力
  • ギロチンを含むサブミッションの危険性
  • モレノとの名ライバル関係
  • 常に試合を終わらせるフィニッシュ力

性格・人物像

非常に闘争心が強く、試合では常に相手を倒しにいくタイプです。安定感というよりも、危険度と爆発力で評価される選手だと思います。

豆知識

ニックネームは「Deus da Guerra」。ポルトガル語で「戦争の神」という意味があり、フィゲイレードの攻撃的なスタイルに合っています。

今後の評価

フィゲイレードは現在バンタム級で戦っていますが、男子フライ級時代の実績は非常に大きいです。

ジョンソンやセフードのような技術的支配型とは違いますが、男子フライ級にパワーとフィニッシュの怖さを持ち込んだ王者として、歴代評価に残る選手だと思います。

5位 ジョシュア・ヴァン / Joshua Van

生年月日:2001年10月10日
出身:ミャンマー・チン州ハカ
主な階級:男子フライ級
身長:165cm / 5’5″
UFC男子フライ級王座歴:2025年12月6日〜現在
バックボーン:MMA、ボクシング、ブラジリアン柔術
主なスタイル:ボクシング、手数、カウンター、前進圧力、若さ、打撃の回転力

ジョシュア・ヴァンは、現代UFC男子フライ級で急速に評価を高めた新世代王者です。

ヴァンの強みは、若さ、打撃の回転力、前に出る勇気、そして試合の中で相手に打ち勝つ気持ちの強さにあります。男子フライ級らしいスピードを持ちながら、打撃の手数と圧力で相手を削っていくタイプです。

ブランドン・ロイバル戦では、短期間でトップ戦線に入れるだけの実力と度胸を見せました。ロイバルは男子フライ級の実力者であり、その相手と激しい打撃戦を制したことは大きな評価ポイントです。

UFC 323ではアレッシャンドリ・パントージャに勝利し、UFC男子フライ級王者になりました。ただし、この試合はパントージャの怪我によるTKOという特殊な形で終わったため、純粋な実力差を示す試合としては慎重に見る必要があります。

それでも、ヴァンが若くしてUFC王者になったこと、現代男子フライ級のトップ戦線で結果を残していること、そして現在も成長段階にあることは非常に大きいです。

本ランキングでは、ヴァンの全盛期を「現在」としています。歴代実績はまだ短いですが、現王者としての勢い、打撃の危険度、成長性を考えると、男子フライ級歴代TOP5に入れる価値があると判断しました。

評価ポイント

  • UFC男子フライ級現王者
  • 若くしてトップ戦線に到達
  • 手数と打撃の回転力
  • ロイバル戦で見せた勝負強さ
  • 現在進行形で成長している新世代王者

性格・人物像

若さがありながら、試合では非常に強気で前に出るタイプです。相手の名前に飲まれず、自分の打撃で試合を作ろうとする姿勢が印象的です。

豆知識

ニックネームは「The Fearless」。強豪相手でも臆せず前に出るスタイルを考えると、非常に合っているニックネームです。

今後の評価

ヴァンはまだ歴代評価を確定させるには早い選手です。

しかし、現王者であり、今後の防衛戦やパントージャとの再戦、平良達郎など次世代トップ選手との試合内容によっては、男子フライ級の歴代順位を一気に上げる可能性があります。

ランキング総評

今回のランキングでは、UFC男子フライ級での実績だけでなく、全盛期の強さ、試合内容、相手との相性、フィニッシュ能力、階級内での危険度を重視しました。

また、女子フライ級との混同を避けるため、本記事では「男子フライ級」に限定して評価しています。
選手の試合外でのトラブル、発言、私生活、団体外での評価などは基本的に考慮していません。あくまで、試合で見せたパフォーマンス、全盛期の完成度、対戦相手をどのように攻略したか、男子フライ級という階級でどれだけ危険な存在だったかを中心に評価しています。

デメトリアス・ジョンソンを1位にしたのは、UFC男子フライ級初代王者としての長期支配、圧倒的な防衛実績、技術的完成度を高く評価したためです。

ヘンリー・セフードは、ジョンソンに勝利したこと、T.J.ディラショーを止めたこと、2階級王者になったことを考えると、男子フライ級史上2位に置く説得力があります。

アレッシャンドリ・パントージャは、怪我で王座を失いましたが、モレノ戦での王座獲得、複数の防衛、接戦を勝ち切る力を評価して3位にしました。全盛期は現在とし、怪我からの復帰後の内容によって評価がさらに変わる選手だと思います。

デイブソン・フィゲイレードは、男子フライ級に強烈なパワーとフィニッシュ力を持ち込んだ王者です。安定感ではジョンソンやセフードに劣る部分もありますが、危険度と王座実績は非常に高いです。

ジョシュア・ヴァンは、まだ歴代実績は短いものの、現王者としての勢い、若さ、打撃の回転力、成長性を評価して5位にしました。パントージャ戦が怪我による決着だった点は慎重に見る必要がありますが、現在進行形の男子フライ級を象徴する存在です。

男子フライ級は、デメトリアス・ジョンソンの技術的支配、セフードのレスリングと勝負強さ、フィゲイレードの破壊力、パントージャの粘り強さ、ヴァンの新世代らしい勢いが重なり合う、非常に面白い階級です。
そのため、ランキングを作るときには、単純な王座歴だけでなく、全盛期の試合内容や相手に与えたインパクトも重要になると感じています。

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参考サイト

UFC公式サイト
https://jp.ufc.com/

UFC公式ランキング
https://jp.ufc.com/rankings

UFC公式YouTube
https://www.youtube.com/ufc

UFC Japan公式YouTube
https://www.youtube.com/ufcjapan

UFC Stats
http://ufcstats.com/statistics/fighters

ESPN MMA
https://www.espn.com/mma/

MMA Fighting
https://www.mmafighting.com/

Sherdog
https://www.sherdog.com/

Tapology
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