UFCフライ級で最も強い選手は?と聞かれた時に誰を思い浮かべますでしょうか。
本記事では、私が個人的に歴代最強だと思うUFCフライ級選手をランキング形式にして簡単に紹介します(全盛期だと思う年も)。あくまでも試合のパフォーマンスのみを考慮しており、試合外の事は考慮していません。
1 デメトリアス・ジョンソン(2017年)
1986.8.13 アメリカ ケンタッキー州 マディソンビル出身
元UFCフライ級王者(初代)
身長160cm
UFC史上最多王座防衛記録11を保持している事からわかるとおり、フライ級王座に長きにわたって君臨していました。全ての技術と身体能力が非常に高く、毎回堅実な戦いで、危なげなく多くの勝利を挙げていました。日本の堀口もタイトルマッチまで漕ぎ着けましたが、彼に敗れています。
2 ヘンリー・セフード(2020年)
元UFCバンタム級王者(第7代)
元UFCフライ級王者(第2代)
身長163cm
元2階級王者。フライ級では長らくジョンソンの陰に隠れている印象でしたが、UFC 227にてついに念願のジョンソン撃破に成功し、フライ級王座を戴冠しました。UFC 238では階級を上げてモラエスと王座決定戦に臨み、見事TKO勝ちを収め、2階級制覇を果たしました。面白い事にその前に2階級制覇を狙っていたTJとフライ級王座戦で対戦しており、TKO勝ちを収めています。この時のTJは過度な減量で、計量時には今にも倒れてしまいそうな状態で、コンディションの悪さは誰の目にも明らかでした。いじられる事が非常に多い選手です。。
3 デイヴソン・フィゲイレード(2022年)
1987.12.18 ブラジル パラー州 ソウレ出身
UFCフライ級王者(第3、5代)
身長165.1cm
スタンディング・グラウンドともに優れた選手で、1ラウンドフィニッシュ数も多いです。フライ級にしては通常体重が70kg以上ある様で、減量中にコンディションを崩す事もあり、毎回減量には苦労している様です。ライバルのモレノと3戦しており、最後の試合でベルトを取り返しました。
4 ブランドン・モレノ(2022年)
1993.12.7 メキシコ バハ・カリフォルニア州 ティフアナ出身
元UFCフライ級王者(第4代)
身長170cm
2018年に2連敗を喫してUFCから一度リリースされている。しかし、その後他団体での試合を挟んでからUFCに復帰し、その後勝ち星を重ね、UFC 263にてフィゲイレードとのリマッチに勝利し、王座を戴冠しています。メキシコ出身という事もあり、メキシコで高い人気を誇る選手です。
5 アスカル・アスカロフ(2021年)
1992.10.9 ロシア ダゲスタン共和国出身
身長167.6cm
生まれつき聴覚障害を患っていますが、フリースタイルレスリングで活躍するなど、そのレスリング力は勿論、グラップリングテクニックにも優れ、UFC参戦以前は一本勝ちが多いです。4度のタイトル挑戦歴のあるベナビデスにも勝利しており、王座挑戦も期待されていましたが、健康上の理由からUFCからのリリースを希望し、離脱する事になった様です。
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