着色料とは?体に悪いのか?
皆さんは着色料をご存じでしょうか。
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当記事では、食品添加物の1つである着色料について紹介いたします。
着色料とは?

着色料は食品添加物の1つで、食品に色を付けます。
着色料は、天然着色料と合成着色料に分ける事ができます。
日本と海外で取扱いの規制に違いがあり、日本で使用が認められていても、海外では認められないケースが散見されます。
天然着色料 一覧
主に植物・鉱物・動物などから抽出、分解するなどして得られる着色料。
天然着色料はさらに大きく5つの系統に分けられる。
- ポルフィリン系(青・緑)
- カロテノイド系(赤・黄)
- フラボノイド系(赤・黄・紫など)
- キノイド系(赤)
- その他
| 着色料の例 | 利用されている食品例 | アメリカへの輸出可否 |
| アナトー色素 | チーズ・焼き肉のタレ | 可 |
| β-カロテン | 菓子・マーガリン | |
| スピルリナ青色素 | ガム・ソーダアイス | |
| カラメル色素 | コーラ・プリン | |
| ハイビスカス色素 | ゼリー・茶 | |
| トウガラシ(パプリカ)色素 | キムチ・チリソース | |
| コチニール(カルミン酸)色素 | ジャム・ハム | |
| アカキャベツ色素 | 菓子・漬物 | |
| アカダイコン色素 | ケーキ・ワッフル | |
| 酸化チタン | コーヒー・マフィン | |
| ウコン色素 | チュロス・パン | |
| クチナシ色素 | アイス・麺 | 不可 |
| ベニコウジ色素 | 菓子・かまぼこ | |
| ベニバナ色素 | キャンディ・チョコ |
合成(人工)着色料 一覧
化学的に合成されてつくられる着色料。現在は殆ど石油が原料となっており、(食用)タール(系)色素として知られています。タール色素以外にも食品(チョコレートやチーズなど)を白く着色できる酸化チタンもあります。主に食品ではなく、陶磁器などに使われていますが、発がん性のリスクが指摘されています。
| 着色料の例 | 利用されている食品例 |
| 青色1号 | 菓子・シロップ |
| 青色2号 | 冷菓・焼き菓子 |
| 緑色3号 | キャンディ・清涼飲料水 |
| 黄色4号 | キャンディ・ゼリー |
| 黄色5号 | キャンディ・ゼリー |
| 赤色2号 | シロップ・冷菓 |
| 赤色3号 | アイス・かまぼこ |
| 赤色40号 | キャンディ・ゼリー |
| 赤色102号 | キャンディ・ゼリー |
| 赤色104号 | 菓子・福神漬 |
| 赤色105号 | ソーセージ・和菓子 |
| 赤色106号 | ハム・焼き菓子 |
着色料のメリット

| 天然着色料のメリット | 合成(人工)着色料のメリット |
| 食品の見栄えをよくできる。 | |
| 自然な色を出せる。 | 退色しにくく、少量で鮮やかな色を出せる。 |
| 合成(人工)着色料に比べて身体へのリスクが少ない。 | 安価 |
着色料のデメリット(危険性)

| 天然着色料のデメリット | 合成(人工)着色料のデメリット |
| 熱により傷つきやすいため、熱処理を施す必要のある物がある。 | 活動亢進のリスクを高める可能性がある(特に子ども)。 |
| 光に弱い物がある。 | 発がんのリスクを高める可能性がある。 |
| 安全だと思われがちなため、過剰摂取に繋がるおそれがある。 | 免疫不全のリスクを高める可能性がある。 |
| 化学処理される物がある(カラメル色素など)。 | 染色体異常のリスクを高める可能性がある。 |
| 発がんのリスクを高める可能性を指摘されている物もある(カラメル色素など)。 | 肝臓やその他臓器の機能不全のリスクを高める可能性がある。 |
| 消化器系疾患のリスクを高める可能性を指摘されている物もある(クチナシ色素など)。 | 呼吸器疾患(ぜんそく・気管支炎など)のリスクを高める可能性がある。 |
| アレルギー反応を引き起こす可能性を指摘されている物もある(コチニール色素など)。 | 神経細胞に悪影響を及ぼす可能性がある。 |
| 合成(人工)着色料よりも高価である場合が多い。 | アレルギー反応を引き起こす可能性がある。 |
最後に

着色料は食品の見栄えをよくして、消費者の購買意欲をそそらせますが、上述の様にリスクも存在するため、他の食品添加物と同様、過剰摂取にならない様に注意する事が必要でしょう。日本のコンビニなどで商品のパッケージのラベルを見てみると、多くの商品に着色料が使われているのがわかると思います。当然 見栄えがいい商品の方が宣伝もしやすいでしょうし、食品への着色料の使用を制限するのは難しいでしょう。
着色料の利点は、他の食品添加物に比べて多くはないため、着色料の特徴を把握しておけば、避けるのは比較的難しくないと思います。
又、日本の着色料に対する規制は、海外よりは厳格ではない傾向にあります。日本では認可されている物でも、海外では禁止されている物がいくつかあります。食の安全に対する意識は海外の方が進んでいるため、必然な事ではあると思います。日本の情報だけでなく、他国が発信している情報も把握しておく事も有益でしょう。
参考
- 厚生労働省ホームページ, 「健康・医療 食品添加物」, https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html
- 食品需給研究センター(2021), 「加工食品の輸出規制への対応について」



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