格闘技は基本的に階級分けされており、選手層の厚さや人気選手などによって注目される階級は変わっていきます。しかし、ファンの間では、例えば 「もしウェルター級の○○がヘビー級だったら」など 階級を超えての強さ議論が常に勃発しています。この様に選手同士の体重差がないと想定したときに一番強いと考えられる選手を指す称号の事をパウンドフォーパウンドと言います。
本記事では、MMA(総合格闘技)における主にUFC・PRIDEの歴代のパウンドフォーパウンドをランキング形式で紹介します。あくまで試合でのパフォーマンス・戦績のみを考慮しており、試合外の事は考慮していません。
✅パウンドフォーパウンド
格闘技界で使われる用語。全階級の選手の体重差がないと想定した時の最強の選手を指す称号。各階級で突出している王者がピックアップされる傾向にある。過去のパウンドフォーパウンドと呼ばれた選手を見ていくと、総合格闘技だとエメリヤーエンコ・ヒョードルやジョン・ジョーンズ、ボクシングだとマイク・タイソンやフロイド・メイウェザーなど 王者の中でも、強いのはもちろん 連勝を重ねて長らく負けていない選手が目立つ。
1 エメリヤーエンコ・ヒョードル
1976.9.28 ロシア
元PRIDEヘビー級王者
MMA戦績40勝6敗
身長182cm
日本での2000年代の活躍が特に印象的なロシア人ファイター。ヘビー級の中では決して大きいとは言えない体格ながらも、体格で上回る数々の挑戦者を圧倒してきました。パワーはもちろん ヘビー級とは思えないスピードも有しており、動きの切れがすさまじかったです。氷の拳と言われる強力なパンチで、KOも量産し、ノゲイラ戦でのパウンドには戦慄しました。
2 ジョン・ジョーンズ
1987.7.19 アメリカ
元UFCライトヘビー級級王者
MMA戦績26勝1敗
身長193cm
生きる伝説とも言えるほどの実績を持つ選手(試合外でのトラブルが多いが。。。)。ロングリーチ・強力なレスリングをベースに多彩な攻撃で、常に相手を圧倒してきた姿が印象的。長らくライトヘビー級の頂点に君臨していたが、遂にヘビー級へ転向し、活躍が期待されています。
3 ヴィトー・ベウフォート
1977.4.1 ブラジル
元UFCライトヘビー級王者
MMA戦績26勝14敗
身長182.9cm
UFCだけでなく、PRIDEにも参戦していた選手。TRT時代の強さは尋常ではなかったと思います。優れた柔術テクニックを持っており、グラウンドの展開も怖くないからか、立ち技での攻撃は野性的で、まさに解き放たれた危険動物の様なイメージでした。
4 デメトリアス・ジョンソン
1986.8.13 アメリカ
元UFCフライ級王者
MMA戦績30勝4敗1分
身長160cm
UFC史上最多王座防衛記録11を保持している事からわかるとおり、フライ級王座に長きにわたって君臨していました。全ての技術と身体能力が非常に高く、毎回堅実な戦いで、危なげなく多くの勝利を挙げていました。計量時のお決まりのポーズも印象的に残っています。現在はONEに所属しており、日本での試合経験もあります。
5 ハビブ・ヌルマゴメドフ
1988.9.20 ロシア
元UFCライト級王者
MMA戦績29勝0敗
身長178cm
UFC史上最も支配的な元ライト級王者。強力なテイクダウンからのグラウンドでの攻撃で、相手が隙を見せた瞬間に締め技などでフィニッシュを量産。テイクダウンにいくと見せかけるフェイントからの打撃も非常に有効で、常に相手にプレッシャーを与え続けるファイトスタイルです。通常体重が190ポンド近くあるらしく、毎回過酷な減量に挑戦している様子が動画で公開されています。
6 カマル・ウスマン
1987.5.11 ナイジェリア
UFCウェルター級王者
MMA戦績20勝1敗
身長182.9cm
TUFシリーズに参加していた選手で、圧倒的なレスリング能力をベースに常に主導権を握り、相手の良さを潰していく戦い方が印象的です。最近ではKOシーンも目立ち(特にマスヴィダル戦でのフィニッシュシーン)、手が付けられなくなってきている状態です。選手層の厚い人気階級のウェルター級で、長期政権を築いていましたが、ついにUFC 278でエドワーズにKOされました。
7 アンデウソン・シウバ
1975.4.14 ブラジル
元UFCミドル級王者
MMA戦績34勝11敗
身長188cm
UFC屈指の支配的な元ミドル級王者。初期は日本のPRIDEでも試合経験があり、当時はそこまで圧倒的な戦績ではなかったですが、UFC参戦以降は、16連勝を記録するなど 圧倒的な強さで大活躍でした。長い手足を活かした戦い方で、強力な打撃と柔術で多くのフィニッシュ勝利を挙げています。どこかサッカーのロナウジーニョの様なトリッキーな技術を見せる場面もありました(スウェーなど)。マチダ戦のフィニッシュシーンが特に印象に残っています。
8 ケイン・ヴェラスケス
1982.7.28 アメリカ
元UFCヘビー級王者
MMA戦績14勝3敗
身長185cm
2010年代を象徴するヘビー級王者。学生時代から培われた圧倒的なレスリング力で相手を金網に追い込み、プレッシャーをかけ続ける支配的なファイトスタイル。ヌルマゴメドフと同門でしたが、彼とは違ってサブミッションによる勝利はなく、テイクダウンからの狂気的なパウンドを武器にしていました。個人的に好きなジュニオール・ドス・サントスとの2、3回目の対戦は、目を背けたくなるほどの強さでした。。又、ヘビー級にしてはスピード・スタミナもあり、5ラウンド戦も苦にしません。
9 ジョルジュ・サンピエール
1981.5.19 カナダ
元UFCウェルター・ミドル級王者
MMA戦績26勝2敗
身長178cm
通称GSP。UFC屈指の人気を誇る元ウェルター級王者。ミドル級王座も戴冠した。特にテイクダウン能力が高いが、総合格闘技における全技術のレベルが高い選手。
10 マウリシオ・ショーグン・フア
1981.11.25 ブラジル
元UFCライトヘビー級王者
MMA戦績27勝13敗1分
身長182cm
日本でもお馴染みのショーグン。PRIDE時代は踏付けやサッカーボールキックなどを武器に相手を戦意喪失させる様なファイトスタイルでした。UFC参戦後もダン・ヘンダーソンとの激闘など 好試合が多い選手です。2017年のUFC日本大会での試合を見たかったです。
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